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Quiet Day

「BANANA FISH」二次元妄想小説サイト。

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終わりなき夜に vol.1 

※アレックス視点です

シン、久しぶりだな。
急に呼び出してすまねぇ。
何か飲むか? 今日はオレのオゴりだ。

いや、問題があったわけじゃねぇよ。
オレたちとおまえらチャイニーズ、それにケイン。
いままでにないほど、このバランスはうまくいってる。

話ってのは…英二のことなんだ。
おい、そんな顔すんなよ。
あいつに何かあったわけじゃねぇ、
ただ、お前に頼みたいことがあるんだ。

知ってると思うが、英二はいま、ダウンタウンで暮らしてる。
うちの奴らも何人か住んでる、ひでぇボロアパートさ。
うさぎ小屋とかいわれる日本の家も、
アレに比べりゃ宮殿だと思うぜ、全くの話。

でもあいつは、安いってだけであっさりあそこに決めて、
文句も言わずに暮らしてる。
時どきボーンズやコングが押しかけて、何か食わせてもらってるらしい。

オレもたまに顔を出すようにしてる。
何しろ英二は、オレたちの仲間だからな。
それに、あいつのつくるメシはうまい。
何だよ、アングロサクソンにも味はわかるんだぜ。悪かったな。

この秋から英二は、写真のコースをとり始めた。
今までは、バイトでかつかつ生きていくだけの金を稼いでる、
ってとこだったんだけどな。

以前住んでたイーストサイドのアパートが売れて、
マックスのおっさんがその金を英二に渡したんだ。
「この金はお前が受け取れ。きっとアッシュもそれを望んでる」
そう言って。

だけどあきれたことに、英二はその中から学費ぶんだけもらって、
あとはほとんど寄付しちまったんだ。
なんとかって児童保護の団体とか、
虐待された女こどものシェルターとか、まあいろいろ。
で、自分は相変わらずあのおんぼろアパートで、
淡々と生活してやがる。
欲がねぇにもほどがあるよな?

ああ、もらった金で、オレたちに大盤振る舞いしてくれたこともあったよな。
あの夜はほんとに楽しかった。
お前らやケインたちも来て、
飲んで食って騒いで、また飲んで。

英二も久しぶりによく笑ってた。
でも以前みたいな、あの誰かにくすぐられてるみたいな笑い方はしなくなった。
オレはそいつがとても残念だ。
だってオレは、あいつのそんな笑い方がすごく好きだったんだ。
きっとボ…アッシュもそうだったと思う。

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Posted on 2010/09/24 Fri. 22:22 [edit]

category: BANANA FISH(創作)

thread: 二次創作小説(版権もの  -  janre: アニメ・コミック

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