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Quiet Day

「BANANA FISH」二次元妄想小説サイト。

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SAYONARA 

「12時になったら魔法がとける」
あの男は、そんなキザな台詞でオレを送り出した。

たった15分。
それが、英二と自分に残されたすべてだった。

彼は血の気のうせた白い顔で、ベッドに横たわっていた。
その姿に、胃が裏返るような心地がした。

こんな姿はおまえに似合わない。
何もかも似合わない。
伏せられたまつ毛も、
乾いたくちびるも。

━自分はなんてことを。

こぶしを口にあてた。
そうしていないと、叫びだしそうだった。

いちども弱音を吐かなかった。
いちども逃げ出そうとしなかった。

一度もだ。

弱いはずの彼の強さに甘えて、
自分に縛りつけていた。
いつかこうして傷つけることが
わかっていたはずなのに。

おまえのあたたかな声、
人を見るときに目をみはる癖。

ずっとそばで見ていたかった。
見飽きることはなかった。

だけど、もうここまでだ。
オレが終わりにしなけりゃいけない。

「SAYONARA」

彼の国の別れの言葉をそっとささやく。
まぶたの裏が、やけどしたみたいに痛んだ。

馬鹿だ。
白い悪魔、稀代の殺人者のアッシュ・リンクスが
馬鹿な子どもみたいに泣いている。

自由な生への渇望よりも、
オレを打ちのめした黒い瞳。
今やっと、オレはおまえを解き放とう。

だけど、おまえがオレを解き放つことはできない。
永遠に、オレはおまえに囚われたままだ。


ああ、だけどそれをおまえが知ることのないように。

END


以前ガガッと書いて放っておいたのを、少しだけ手直ししました。
小説の形にすらなっていませんが、ハマりたての勢いだけはあるかと…


Posted on 2010/11/04 Thu. 21:52 [edit]

category: BANANA FISH(創作)

thread: 二次創作小説(版権もの  -  janre: アニメ・コミック

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04

コメント

アッシュの心の声が聞こえてくるようでした・・・ 

これは、バナナファンにとっては、涙なしでは語れない、アッシュと英二の最後のツーショット、大事なシーンですよね。

「一度も、一度も、いちども、と3回くりかえすところがよかったです」(ベイビーアッシュ1号)

「最後の一言が、泣けました」(ベイビーアッシュ2号)

こういう短いお話も、かえって印象的で、私もとても好きです。

URL | yukino #- | 2010/11/07 21:17 | edit

Re: アッシュの心の声が聞こえてくるようでした・・・ 

ああっ、いつの間にかベイビーちゃんたちがコメントを!(驚愕)
あ、ありがとうベイビーズ、ある意味、あなたたちのお話なんですけど!!
上納金も払わず、妄想を書き散らす私をどうかお許しください…

URL | 東雲 #- | 2010/11/07 21:37 | edit

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